気の抜けきったアップルサイダー

雑記です。好きなことから感じたことなど~

いつまでも大学生でいたい

就職活動真っ只中な大学4年の5月。
卒論とゼミを抜いた、卒業に必要な残りの2単位のために久しぶりに大学へ来た。
私が所属しているゼミは4年で卒論を執筆するならゼミへの出席を免除される。いわゆるガチゼミではなくゆるーいゼミのため、現在は週に1回だけ授業がある。4月からタイミング悪く授業と就活が重なってしまったため今日が4年になって初めての授業だ。

大きな教室、まばらに埋まった席、学年が入り交じった学生、社会と言語に関する頭の良さそうな授業、ノートを取りつつブログを書く私。
この空間、状況にこれほど癒されたと感じることは今までなかった。

1年の頃は地元から東京に出てきて、新しい生活にわくわくしながら好きな服を着て真面目に授業に出席し、成績も良かった。2年はお酒も飲めるようになり、遊び方も増え、授業は面倒ながらも出席し、たまにさぼることも覚えた。3年では授業が週3日に減り、要領良く授業に出ながら、ほぼ毎日のように彼氏と一緒にいた。

4年の今、平日に外出するとなればほとんどがスーツで慣れないパンプスを履き、何かも分からない感情に押し潰されそうになりながら電車に乗っている。まだ肩書きは大学生であるのに大学生感は皆無。就活が大学生感と言われるならそれまでだけれど、3年までの大学生活と比べれば今の生活は萎れている。

この教室にいるどれだけの学生が学生生活を大事にしているだろう。私自身、「大事に」なんて考えていなかったけれど、くだらないことにも笑えて、その時を楽しんでいた日々に後悔はないし、充実していた。大学卒業時に楽しかったな、愛しいなと思える日々を送れていたことが嬉しくもある。
残り1年もない学生生活、萎れたままに終わらせたくないな。
いつまでも楽しんでやる!